【6月中旬にアップする予定だったのですが、保存したままだった記事…】

 

ながーーーーいこと更新できてませんでした。

ちゃんと活動してます。

これから、ちょくちょくできるときに更新していきたいと思います。

 

と、いうのも

最近うれしいこと・いいこと続きで、ネタがたまってます。

 

【最近のうれしいこと①】

先週末、日本財団在宅看護センター起業家育成事業3期生開校の記念公開講座として、

「看取りを考える」というプログラムを受けてきました。

そこで、在宅・病院における看取りについて、看護師・医師の視点で考え

また、看取った家族側から、心理士・宗教学者(教育者)の視点から

多くのことを学ぶことができました。

全ての講座で学ぶ点がたくさんあったのですが、

内容だけでなくインパクトも含め、やはり印象に強く残っているのは

京都大学 人間環境学研究科 教授のカール・ベッカー先生の話。

先生はハワイ生まれ、ハワイで日本人の看取りにかかわったことがきっかけで日本に強く興味を持ち来日。

40年近く日本に住んでおられるので、流暢な日本語での講義

そして、語られる内容は、

死に対する「日本人の経験智」について。

日本の古くからある習わし(初7日、49日、初盆などなど)や考え方などが

愛する人を失い、残された家族を支えるのに、本当によくできていたのだと教えてもらいました。

 

そして、2日間講義を聞きながら、

2月末に亡くなられた方のことを思い出していました。

在宅看護センター養生訪問看護ステーションをたちたげてから関わらせていただいた利用者さまで初めて亡くなられた方でした。

「お父ちゃんが残してくれたこの家、この居間でできるだけ長く生活したい。

でも、最後は娘たちに大変な思いをさせるやろうからホスピスに入ることも考えてる」

と、おっしゃっていました。そして最後の1か月はホスピスに入院され、眠るように亡くなられました。

ほんとうに穏やかな表情でした。家かホスピスかで揺れておられた時期もありましたが、いい選択をされたと思っています。

でも、娘様たちが遠方に住んでおられることもあり、ご家族のケアが十分に出来ていなかったのではないか。と

何かにつけて反省していました。

そして先週末の講義。また、思い出して反省していました。

すると、月曜の朝!

携帯が鳴り画面にその亡くなられた方の名前が表示されました!

驚いてでると、娘様からでした。

いろいろと落ち着いたから、事務所にご挨拶にきてくださるとのこと。

娘様より

訪問看護師や往診医や、病院のソーシャルワーカー、病院の緩和ケアナースが、関わりサポートをしてくれたことにより、お母様が亡くなった後、深く落ち込むことがなかった。亡くなった後に、より医療者の力を感じたとのことでした。

2人でお母様のお話をして、笑いながら涙をながして、美味しいケーキをたべて、何だか、近くにお母様がおられるような感じがしながら、とてもいい時間を過ごしました。

娘様が来てくださり、ほんっとうに嬉しかったです。