昨年の元旦にAさんが私に伝えてくださった願い
「お墓まいりにいけるかな」
なんとかお墓参りにいっていただくことができた、というAさんの物語を2月にブログ上で書かせていただきました。
Aさんからもご了承を頂いたので、その後のAさんの生活を書かせていただこうと思います(^^)
傷が開いて、リンパ液が大量に出ていたAさん。
その後なんと自然治癒しました。
大きなトラブルもなく、感染も起こさず、退院してから3か月と時間こそかかったものの治ったんです。
私たちがしていたことといえば、傷は毎日きれいに洗って、栄養面へのアドバイスをおこないながら、
治ったあとのことを考え無理のない範囲でリハビリをしていたくらい。特別なことは何もしていません。
傷がふさがってからは自宅の浴槽に浸かって入浴もしていただいています。
足の浮腫も徐々にひいて、長い距離を歩けるようになりました。
4月には家のそとに出て歩行訓練がてら桜も見に行きました。
「来年は奥さんと一緒にみたいなぁ」
そのときおっしゃった言葉。
この言葉を聞いたとき私は、
Aさんを回復させたのは、希望をもつことと、それを強く願い、願い続けたこと。それが力となったんだろうなと思いました。(私の勝手な考えですが)
いろいろありましたね。決して平穏な一年ではありませんでしたね。
でもあれから一年。
お出かけが一大イベントだったのに、
今ではバスやタクシーに乗って大好きな本を自分で選んで買って帰ってこられて、その本のお話をしてくださること。
Aさんが建てられた家を住みよいようにグレードアップして、最後までここで過ごす!養生さん頼みましたよ!と宣言されたこと。
少し寂しい気もしていますが、私たちの訪問回数が減ったということ。それだけ元気になられたということ。
全部がすごくうれしいです。
昨年の12月末に、出会って1年がたちますねとお話しをしていたときに、いろんな思い出が蘇りました。
これからも、いきいきと生きているAさんと、これまた、いきいきと生きておられる奥様との生活に
私たちは少しおじゃまさせて頂きながら、見守らせていただきたいなぁと思っています。
今年の桜は、奥様とみましょうね。
温泉もいけるかも!?
Aさんの物語にはまだまだ続きがありそうです(^^)/