元旦に、Aさんが、私に言いました。

「お墓参りにいけるかな」

場所は四国。1月末に、妻と息子と一緒に、娘さんのお墓参りに行きたいと。

 

大正生まれ、腫瘍摘出手術をうけたAさん。

手術後、うまく傷がひっつかなかったため、

足の付け根にリンパ液を外に出すための管が入っていて、1日1000ml以上のリンパ液が、管につながった袋にたまる。

体調や感染予防もさることながら、重たくなってゆく袋をさげて歩くこと、長時間の車移動、転倒のリスク

体力的にも心配です。むずかしいかな。。。

 

でも何とか行かせてあげたい。

 

栄養面の管理、感染予防管理、体調管理、リハビリ、袋にたまった液を捨てる方法の指導など

実現にむけて関わらせてもらいました。

しかし、皮膚がもろくなっているため、新たに傷が開いてしまったり、

管を固定していた糸が皮膚ごとちぎれてしまっていたり(><)

医師も新たに固定用の糸をかけることができず

1月中旬、「寝てた間に管が抜けてしまった」早朝に連絡があり、状態の確認と応急処置。

管が抜けるてしまうのは、遅かれ早かれ予想通りでしたが

幸い、痛みや出血はなく、主治医に報告し、そのまま経過観察となり、その後も感染予防等の強化を継続して介入。

 

当日、朝7時の出発にむけて、ガーゼ交換のため朝6時の訪問。

「紐につながれていないし(管のこと)重たい袋もないから身軽だ」と、

ビシッと決めたスーツ姿を見せてくださり、お墓参りに向かわれました。

夜、無事に帰ってこられて再びガーゼ交換のため訪問。

これから、運転をしてくれていた息子さんと日本酒を愉しまれると、

とてもいい顔で話してくださりました。

 

そして、

「管が入ったとき、もうダメかなと思ったから退院した。

死ぬときは僕が建てたこの家で死にたいと思ったから。

だけど、もう一度、復活したいね。寿命は一年でもいいから。

5月には関東にいる孫に子供が生まれる。その、ひ孫の顔を見に行きたいし、

九州にいって大好きな温泉にもつかりたいし、

手術するまでは僕の仕事だった飼い犬の散歩も、また毎日行ってあげたい。

もう一度、復活したいね。」

と、目をキラキラさせて、笑顔で語ってくれました。

 

 

やったーーーーーー♪♪ありがとうAさん!!

その表情を見ることができて、私はHAPPYでした。

復活、しましょう!!

お手伝い、させてください!!!